■更に正確なビットマップ表示について

Flashのビットマップは基準点を右下にすることで正確な表示ができますが、
厳密には原寸(サイズ100%)表示のみでの正確な表示です。

大きなビットマップの上に小さなビットマップを重ねて表示した時、
フラッシュムービーの拡大表示率が、1.5倍、2.0倍など、キリの良い値でないと
大きなビットマップと小さなビットマップの相対位置が微妙にズレます。

回避策
大きなビットマップと小さなビットマップの基準点を全く同じ位置にします。
大きなビットマップに対して正確な位置に表示したい小さなビットマップは
すべて大きな絵の右下が基準点になるようにします。


Flash7パブリッシュの場合は、全ての基準点を左上に合わせます。
Flash8以降のパブリッシュの場合は、全ての基準点を左上または中央に合わせます。



実は更に微妙な表示不具合があります。
液晶等の鮮明な画面でしか確認できないと思いますが、拡大表示時に絵の周囲のドットが変になります。

回避策
これの回避にはマスクレイヤーを使います。
表示させたいビットマップよりも、幅が4ドット小さく、高さが4ドット小さい長方形を中央合わせでマスクにします。
周囲2ドットを表示させないことで対処するわけです。
ですので、この対処方法で使用するビットマップは周囲に余裕を持たせておく必要があります。
正確な表示のために周囲2ドットは捨てるということです。



最後に補足
このような対処をしているにもかかわらず、ビットマップ画像をトゥイーン等で移動すると大きなビットマップの上の小さなビットマップの表示位置が微妙にズレることがあります。
これはトゥイーンの途中に表示座標が整数になっていないからです。
移動距離とフレーム数の関係を整数倍または整数分の一にしましょう。(イージングはゼロが良いです)



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