ミドボンからソーダストリームのガスボンベにリフィル(充填)

ソーダストリームで単なる炭酸水の美味しさに目覚めたのですが、調子にのって強炭酸にしていると、
ガスボンベ代が高く付いて困ったものです。
2人で飲んでいるので、2〜3週間でボンベ1本(2100円)を消費しています。
ソーダストリーム ジェネシス パープル色

ネットの情報で、アメリカ等ではミドボンからソーダストリームのボンベに再充填(リフィル)している事を知り、
そのパーツを買ってみることにしました。
自分で充填すれば、絶対に安くなるはずですからね。

まずは、ミドボンを手に入れます。幸運なことに歩いて1分の酒屋さんにありました。
内容量5kgのミドボンをレンタルしました。保証金5000円+ガス2300円です。
保証金は返還すれば返金ですので、これで同じガス代なら約10倍の炭酸水を作ることができます。


サイフォン方式のミドボンを使用して下さいという指定があったのですが、選択できるミドボンは一種類しかなく、
それがサイフォン方式かどうかを確認することができませんでした。
まぁ今時、大抵はサイフォン方式なんだろうと思ってレンタルしてきました。
youtubeの動画によると、サイフォン方式でない場合は、リフィル時にボンベを寝かせていましたので、違ったらそうするかなと。

次に、日本のガスボンベW22-14規格からアメリカのガスボンベCGA320規格へ変換するアダプタを購入しました。
現在、商品名が「CGA320−M22−14 変換アダプター」になっています。

そして、いよいよ、海外からリフィルキットの購入です。
Co2Doctor.com で FreedomValve と CO2Dapter-II を購入しました。

FillStationPro-II というガス排出や重量計等の付いた豪華な物や、
FreedomOne+ というミドボンとソーダストリームを直結させる物も買えますが、
ホースのないシンプルな物が好きなので、CO2Dapter-II にしました。

FreedomValve というのは、ソーダストリームのボンベに最初から付いているリフィル防止バルブから交換する
リフィル可能なバルブです。


※購入時の注意点

PayPal はローマ字氏名とローマ字住所で登録しておく。(English画面で入力する方が良いです)

CO2Dapter-II の選択肢は、
CO2Dapter-II with CGA-320 Female Tank Inlet

ショッピングカートでは、
ship outside u.s. をクリックして、Japan を選ぶ。

PayPal情報の確認の所で、
Add special instrunctions to the seller の 登録 をクリックして、
I have a GAS-ADAPTER.
W22-14(JPN) - CGA320(U.S.)
No problem.
って感じの文章を入れる。


注文から9日目にリフィルキットが到着。初めての海外通販でしたが、ちゃんと買えるもんですね。
ミドボンからのリフィル(再充填)用キット
なぜか、トロピカルソフトキャンディーがオマケとして入っていました。

しつこく注意書きしてあったので、作業中は安全ゴーグルを付けます。(私はミドリ安全の1000円くらいの物を買いました)

国内で買った変換アダプタとリフィル部品を付属のパッキンをはめて繋ぎ、ミドボンに取り付けます。



作業途中で、ふと、気になったことがありました。
ソーダストリームのボンベのバルブなのですが、ピンの形状が co2doctor.com のサイトで見たものと違うのです。
co2doctor.com のサイトに掲載されているソーダストリーム純正バルブ。
リフィル防止のブービートラップが付いているらしい。
私のソーダストリームのボンベのバルブ。
正直、わざわざ買った FreedomValve とほとんど変わりません。

日本で発売しているソーダストリーム用ボンベにはリフィル防止のブービートラップなんて付いていないのでは!?

試しにそのまま繋いでみました。
ミドボンからソーダストリームのボンベに充填
ガスを送るとガス充填音が数秒した後、すぐに音が止みました。
これがリフィル防止のブービートラップか?…と思いつつ、重量計測。
765g
これは、65g充填できたことになります。
では、このボンベを冷凍庫で冷やしてからもう一度リフィルするとどうなるか。

15分ほど冷凍庫に入れてから、再度リフィル。前回と同じようにガスを送るとガス充填音が数秒した後、音が止みました。
重量計測。
903g
トータルで、203gの充填ができたことになります。半分くらい充填できましたね。
何となく、FreedomValve への付け替えが必要ないような気がしてきました。
では、もっと冷やしてから充填してみます。冷凍庫の急冷ボタンを押して、待つこと4時間。

注入!
入るぞ。入る。かなり入った。
重量計測。
1090g
トータルで、390gの充填ができました。ほぼ満タンですね。

大成功。

結果的に必要なかった FreedomValve ですが、念の為に購入しておくか、それとも、
日本用からアメリカ用へのガス栓の規格変換アダプターを持っているというメッセージに加えて、
日本のソーダストリームのボンベにはリフィル防止ブービートラップが付いていないという英文を入れて、
CO2Dapter-II のみを買うか、悩みどころですね。

※2014.11.08 最近は日本で発売しているソーダストリーム用ボンベもリフィル防止のバルブだという情報を頂きました。

もし、FreedomValve への交換が必要な場合、かなりの苦労をすると思います。
Youtubeではこのような荒々しい方法でバルブを外しています
私の当初の予定では、挟んだモンキーレンチをハンマーで叩くつもりでした。


この、ミドボンからソーダストリームのボンベへのリフィル作業は、実際にやってみるまで、
ミドボンの圧力に耐えられなくなったソーダストリームのボンベがどうなるのか心配でしたが、
単に、限界以上はガスが入って行かないだけでした。


今回、作業がやり易くて場所を取らないだろうと思って、CO2Dapter-II の注入口を上向きに取り付けましたが、
次のリフィル作業まで何週間もミドボンを放置することになると、やはり、ホコリとか気になりますので、
テキトーにキャップを作って付けました。


そういえば、取り付けが終わって最初のリフィルの前には、少し空噴きしてパーツ内のホコリや削りカスを吹き飛ばすべきでしたね…
買った容器とかは洗ってから使うのに、ちょっと無頓着だったかも。


●総支出(工具等除く)
ソーダストリーム ジェネシス 14,700円
ミドボン補償金 + 炭酸ガス5kg 7,300円
CGA320-W22-14変換アダプター + 手数料 4,720円
CO2Dapter-II + FreedomValve + 手数料 10,903円
37,623円


最後に…
私は興味があったのでこういうことをやってみたのですが、初期投資もかなり必要ですので、
積極的にお薦めするわけではありません。
もし、同じことをする場合、全て自己責任でお願いします。



●追記1
2度目のリフィル(充填)作業では、最初に空のガスシリンダー(ソーダストリームのボンベ)を冷凍庫で6時間冷やしてから
ガス注入してみました。以後、6時間冷やして注入を繰り返しました。

注入1回目:846g 146gのガス充填( 35.6% )
注入2回目:1004g 304gのガス充填( 74.1% )
注入3回目:1180g 480gのガス充填( 117% )

最終的に製品出荷時の 410g 以上に入ってしまいました。
分かったことは、どうやら、空の状態のガスシリンダーを冷やす意味はあまり無いということ。
要は、限界まで注入したガスを冷やして圧力を下げ、注入できる余裕を作って更に注入って感じです。

結局、3回の注入が必要なので、初回にやった手順と同じく、
冷やさずに注入→冷やす→注入→冷やす→注入
で完了が良いでしょうね。
2回冷やす方法で 95% の充填、3回冷やす方法で 117% の充填だったので、2回冷やす方法で充分だと思います。


●追記2
冷凍庫の温度が低かったからなのか、気温が高かったからのか、2回めの注入で、1200gオーバーすることがありました。
1200gオーバーすると、ソーダストリームの噴射ボタンが重すぎて押せないことがあります。
いつでも注入できるので、1000g超えたら完了で良いですね。


●追記:2021.09.25
現在は、国内で充填アダプターをかなり安く入手できるようですね。
WaterPlantsWorld ミドボン直結ツール

●追記:2016.11.30
ソーダストリームのガスシリンダーの耐用年数が限界間近なので、ついにガスシリンダーを買い替えました。
リフィル防止新型バルブでしたので、アメリカから輸入したリフィルキットはもう使えません。
(バルブをFreedomValveに取り替えるのが嫌なので…)
現在は、新型バルブでも使える国内販売の充填アダプターを使っています。

炭酸ガスリフィル行為は全て自己責任です。
ボンベメーカーの注意書きでは禁止されていますし、日本国内ではガス取り扱いの法律に触れる可能性もあります。






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